翌朝、ゆっくりと起きてボレーを開ける。
今日も暑くなるよ〜と言っている南仏の朝の光と、風にのってやってくるミントの香りを感じたら、旅のはじめのことは色々と吹っ切れた。
というか、こんな素敵なところにいられるのに吹っ切らないともったいないじゃない!
さあ!朝ご飯を食べよ〜っと!
ささっと着替えて、朝からテキパキと気持ちよく働くアンヌの待つ1階へ下りる。
『よく眠れた?朝ご飯は庭で食べる?それとも中で食べる?』
『もちろん庭で!』
ということで、アンヌお手製のたくさんのジャムやヨーグルトのデザート、かごいっぱいのパンたちがずらりと並び、これだけでもう今日は幸せです〜〜
毎朝、摘みたての花がナフキンの上にちょこんと添えてあって、その香りを嗅いでひと呼吸おいてから食べ始める。なんて優雅なのかしら・・・
今日の予定は蚤の市めぐり。
『有名なソルグより、カルパントラのほうがきっと面白いものが見つかるわよ〜』というアンヌのおすすめでまずはカルパントラへ向かいましょ!
また迷子にならないように、アンヌに道順を丁寧に書いてもらって・・・・行ってきます!
昨日は焦ってよく見ていなかったコクリコの絨毯が広がるのどかな道を、今日は車の窓を全開にして走る。
やっぱりここが好きだなあ・・・・と思う。
そして、蛍光色やセンスゼロの立て看板がのどかな畑や田んぼの中に乱立する日本の景観を本当に悲しく思った。
カルパントラに着いたのはもう11時近くで、帰り始める人もぱらぱらと。
運良く車も停められて、さっそく物色開始です♪
そんなに大きなマルシェではないので、30分もあればざ〜っと一周できます。
一周目は目についたものをチェックして、2週目でじっくり細かく見る。そして3週目でやっと価格交渉。お店の人も4度目はないと思ったのか、結構おまけしてくれた!
その後ソルグにも足をのばしてみたけれど、観光地価格でやっぱり高い・・・
今日の収穫は、結局カルパントラで購入したランプ3個とビンの中に手書きの詩が丸めて入っているオブジェ、トナカイや馬のおもちゃ、古い糸巻き。
帰ってから気がついた・・・・。こんなに割れ物ばかり買っちゃって、この先(イタリアとスペイン→日本)ど〜やって持っていこう・・・ってことに・・・。