2010年4月アーカイブ

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実はこっそり、去年から夫とお坊さんための鞄を企画しておりました。

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お坊さんのユニフォームである袈裟や法衣は、それはそれは美しい織物で仕立てられていて
仏教に興味のなかった私でさえもうっとりしてしまうほど!

それなのに、その法衣を入れて持ち歩く鞄は、合皮で作られた野暮ったいものばかりでした。

『なんとかしたい・・・』

長年もやもやとしていた思いが、今やっと見えるカタチになりました。

その思いに快く協力してくださったのは、私もこよなく愛用するバッグブランド『 CARNET』さん。

あの、ソニア・パークさんの本『SONYA'S SHOPPING MANUAL』でも紹介されている、とても美しい素敵なバッグを作られているCARNETさんに、大胆にも『お坊さんの鞄を作りたいんです!』とお願いしたところ、とても興味をもってくださり丁寧に丁寧に、作りあげてくださいました。

剣道の防具袋からインスパイアされたバッグでスタートされていて、この鞄もそのデザインがもとになっています。『お坊さん』の伝統的な美しい所作、凛とした姿に寄り添いながら
懐古的すぎずしっかり今の感覚を表現してくださいました。

お坊さんの鞄としてだけでなく、着物を持ち歩く方、もちろん小旅行にもかなり◎です!

CARNETのAさん、Mさん、職人の方々、本当に、本当にありがとうございます♪

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鞄の名は『zissou』(じそう)といいます。
末永く、どうぞよろしくお願いいたします。

zissou ホームページはこちら










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堀りたてのタケノコをご近所さんからいただいて、
家に糠がなかったので代わりに生米と一緒に茹でたら
(全くの勝手なアイディア!)
鍋底に大量のお粥ができてしまった・・・。
当たり前よね・・・・。


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私はタケノコの穂先の姫皮が大好きで、
千切りにしてザーサイとごま油で炒めると
さらに贅沢なザーサイが出来てご飯が止まりません。
最近、ご飯おかわり当たり前!なので
お天気もよくなってきたことだし
歩いて汗をかこう!
とおせんべい食べながらこれを書いています。。。


ああ、本当にやっと春らしいお日様の光!
ずら〜っと風になびく洗濯物の下で
にゃんこ姉妹は伸びては転がって、また伸びて・・・。
その姿を見ているだけで幸せですよ。

でっぷりわがままぐらと、
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ほっそり美人のぐり。
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ひとつのベッドを取り合いして喧嘩して、
その後にはお互いの健闘をたたえ合うように
抱き合って昼寝して・・・。

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                           『さっきはごめんよ・・・』
                    『いいのよ姉さん、私のほうこそごめん。』



昼寝をしたあとの、
お日様の光を浴びた姉妹のふわふわの毛に頬をスリスリするのが
なんとも気持ちよい!
きっと本人たちは相当迷惑なことなんだろうけれど・・・


こんな晴れた日には、お隣さんの鳩小屋から
真っ白なハトたちが勢いよく羽ばたいて
私の頭上を何度も何度も旋回し
その美しい弧を描く姿をずっと見てしまう。


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頭の中では、パズーのトランペットが鳴り響いてます。

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あちゃ〜・・・
出ました。

ブログ更新苦手病。(笑)

おかげさまで、あまりパソコンの前にゆっくり座っている時間がなかったということで
許してあげよう自分!


いやいや、でもこれ本当のはなしで、
私の仕事はどれだけ丁寧に、そして緻密に準備をするかで
撮影の90パーセントが決まってしまうといっても過言ではないのです。
残りの10パーセントはその時の体調や突然舞い降りてくるひらめきによります。

なのでお仕事をいただくと
どうしても他の事が手に付かなくなってしまうということが多く・・・

仕事の合間の息抜きとなると
パソコンの前に座る時間をつくるよりも、料理をするか友人の顔を見に行くか
ネコをいじりまわすか。

不安なまま現場に行きたくないという思いもあるし、
もちろんカメラマンの方や編集の方にも安心して撮影して頂きたいし、
そして何より余裕がないのが写真に表れてしまうから。

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私はいつも丁寧な美しい仕事の出来る、寡黙な職人でいたいと思います。

な〜んて格好のヨイことを書いていますが、
裏方はバッタバタで
いつもご迷惑おかけしています。。夫くん。。

そして美味しいご飯を作ってくれて
こうして元気にいられるのはあなたのおかげですよ〜

という感謝の気持ちが表れてしまい(ということにしておく)
お休みの時に私が作るご飯やお菓子はいつも大量に・・・
まあ、ぺろっといきますけどね。


そんな夫婦肥ゆる春でありますが
自宅の寺で毎月一回『写経&寺茶』なるものを開催しています。

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はっきりいってワタクシ、
写経には一切興味がない。。。
でも、筆で字を書くことは大好きです。

こんなこと言ったら怒られる?かもしれないけれど
仏教にもまるで思い入れがない。。。

ひとつの教訓としてお坊さんのお話やお寺にある仏教の本などに興味はもっています。
しかしながら、『最終的に信じるは自分』という思いが強いので
そこに重きをおきたくはないというのが本心です。


じゃあ、なんでこの企画を行っているの〜??というと、
お寺の凛とした雰囲気、しつらえ、
そして最初は戸惑いの多かったお坊さんの所作も今ではとても美しいと思えるようになり
自分の中にストンとおちる何かがあります。

それを多くの方々に体験してもらいたいのと、
鳥の鳴き声を聴きながら、ひと筆ひと筆、字を重ねてゆく豊かさを味わっていただきたい。

そして、小さい頃から私が通っていた習字教室のように
集中して書いたあとにはご褒美のおいしいお菓子を食べながらゆっくりしてほしい。

そんなわけ、でございます。


私がここで出来る事。
本当に悩んで苦しかった時期もありましたが、
どうしたら自分が楽に、そしてまわりの方も楽しんでいただけるか、
いまはまだ細い糸をつかんでいるだけですが
いつの間にやらちゃんと編んでいけるようになりたいと思っています。

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           先月の寺茶はお抹茶とイチゴのチーズケーキ









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